CMS(Contents Management System)を使う方法
CMSは、Webページを作成するための専門知識を必要とせずに、Webサイトのコンテンツ管理を実現する仕組みで、無償のものから1000万円以上のものまで、幅広い価格の製品があります。
一般的な CMSは、「ウェブページを設置するサーバーにシステムをインストールして、ユーザーが利用するコンピュータのWebブラウザ上で編集や更新作業をする」といった使い方をするタイプのものです。
ほとんどの CMSは、文字の入力や画像の貼り込みといった更新のための情報作成をワープロソフトのような操作感で行える機能を備えているため、HTMLやCSS あるいは Webサーバなどに関する知識がなくても更新作業が行えるという利点があります。
そして、Webブラウザを使ってインターネットにアクセスできる環境でさえあれば、どこからでもブラウザ上で編集・更新できるので、それぞれのパソコンに編集ソフトなどを準備しておく必要がないという利点もあります。
CMSを用いると、それぞれの部署の担当者が直接Webサイトの更新や修正を行うこともできるため、更新作業の迅速化が期待できます。
ただし、多くの場合、phpやデータベースが使えるサーバーでないと使えないとか、他のサーバーへの移転がしにくいとかのマイナス面もあります。
CMSを使わない方法
手元のパソコンなどで HTMLファイルやその関連ファイルを作成・準備し、ウェブサーバーにアップロードする方法で、従来からよく採用されている方法です。カスタマイズもしやすく、他のサーバーへの移転なども容易にできる柔軟性のある方法です。
ただし、更新作業にはある程度の知識を必要とし、複数のパソコンで更新作業などの運用を行う場合は、編集ソフトなどを含めた更新作業に必要な環境をそれぞれのパソコンに備える必要もあります。